punimaruko157のブログ

主に急逝してしまった兄の話。

地震

6月17日、日曜日。私は、「堀潤と若新の論破禁止ゼミ」に向かうため、車を走らせていた。

前橋ICを過ぎたくらいだろうか。携帯電話から「あの音」がした。

そのうちに車のナビの方にも表示が出た。

地震が起こります】

特に渋滞もしてなかったが、交通量はそれなりにあった。

前を走る車が次々とブレーキを踏んでいた。道路が崩壊することがなかったので私は一命をとりとめた。

その時、ある友達からメッセンジャーが届いた。

地震大丈夫?」「ぷにちゃん(私のハンドルネーム)、こんにちは。地震大丈夫だった?」

Twitterでも、「地震大丈夫??」と、私の事を心配して連絡をしてきてくれた大事な友達がいた。

本当にありがたかった。

ほんの一言メールではあるけれど、それが温かかった。心がじんわりした。

それでことの重大さを感じた私は、父は大丈夫かと真っ先に思った。

車をパーキングエリアに駐めて電話をしてみた。

「お父さん地震あったでしょう?大丈夫?」「大丈夫だよぉ!」

するとすぐに、

「昨日な、おばさん来たぞ。」と。

ちょっとお父さん。すぐゆってよ( ;∀;)

 

そういえば、新潟地震の時、私と父は夕飯を食べていた。その時も母は入院をしていて私が家事をしていた。この日の夕飯はたまにはいいだろ、と、カップ麺を食べていた。

私は当時初めて体験したものすごい大きな揺れにえらく怖がっていた。

父がそばにいただけでもよかったのかもしれない。

すると家の電話が鳴った。父が出てみるとそれは兄からだった。

兄も私たちが心配だったのだろう。私も電話に出て兄と話した。母のところにも電話をして、大丈夫だったとのことだった。

長男だったんだなぁ、と。大黒柱だったんです。まちがいなく。

守ってくれていたんだな、と。

かっこいいお兄ちゃんだった。ヒーローだよ。紛れもなく。私のヒーロー。自慢できるお兄ちゃん。

ありがとね。お兄ちゃん。